多焦点眼内レンズについて

多焦点眼内レンズは、白内障手術で濁った水晶体の代わりに入れる、遠・中・近の複数距離にピントが合う人工レンズです。眼鏡への依存度を大幅に減らし、日常生活での利便性を向上させる「老眼矯正」機能を持つことが特徴。主な種類には「回折型(3焦点)」「焦点深度拡張型(EDOF)」があります。

多焦点眼内レンズのメリット・デメリット

  • メリット:
    • 眼鏡への依存度減少: 遠くから手元(30〜40cm程度)までピントが合うため、老眼鏡や遠近両用眼鏡なしで生活できる範囲が広がります。
    • 日常生活の快適化: 運転、パソコン、読書など、複数の距離を眼鏡なしで見やすくなります。
  • デメリット・注意点:
    • ハロー・グレア現象: 夜間に光が輪っか状に見えたり(ハロー)、光が眩しく散乱(グレア)して見えたりする可能性がある。
    • コントラストの低下: 単焦点レンズに比べて、くっきり感が弱く、薄暗い場所で見えにくく感じることがある。
    • 適応の制限: 網膜や視神経に異常がある場合や、夜間の長距離運転を日常的に行う方には向かない場合がある。 

主な種類と特徴

  1. 3焦点レンズ: 遠・中・近の3点にしっかりピントが合う。現代の主流。
  2. 焦点深度拡張型(EDOF): 連続的にピントが合い、夜間のハロー・グレアが少ない。 

費用について
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は「選定療養」の対象となり、手術費用は保険適用、レンズ代は自己負担となります。

当院で取り扱っている多焦点眼内レンズ

メーカー品名価格(税込)
AMOテクニス ピュアシー オプティブルー¥300,000
AMOテクニス ピュアシー トーリックⅡ オプティブルー¥330,000
AMOテクニス オデッセイ¥300,000
AMOテクニス オデッセイ トーリック¥330,000
アルコンビビティ ¥300,000
アルコンビビティ トーリック¥330,000
アルコンパンオプティクス¥300,000
アルコンパンオプティクス トーリック¥330,000
アルコンパンオプティクス オートノミー¥300,000
アルコンパンオプティクス トーリック オートノミー¥330,000
HOYAジェメトリック¥290,000
HOYAジェメトリック トーリック¥320,000
HOYAジェメトリック プラス¥290,000
HOYAジェメトリック プラス トーリック¥320,000

※トーリックレンズ : 乱視矯正入りレンズ